ビデオゲーム市場の潮流は次世代機へ(米) |
524-229149 |
*Wall Str.J. |
2005-5-12 |
p.D1,D4表図 |
ソニー,マイクロソフト,任天堂の大手3社が新型ゲーム機を発売する時期に差し掛かり,ビデオゲーム・ファンは5年おきにやってくる高価な上級機能モデルへの買い替えに悩むことになる。来週開催される見本市E3では,クリスマス需要に向けて,ゲームソフト制作会社Electronic Arts,THQ,Take-Two Interactive Software社が次世代ゲーム機Xbox 360用のソフトを展示する。ゲーム機の上級化に伴い,ソフトは一本が約60ドルになるといわれる。2004年はゲーム機の値下りで前年比1%減の99億ドルとなった米国市場だが,このうちソフトは7%増の62億5000万ドルを占めた。 |
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娯楽産業で主流になりつつあるビデオゲーム(米) |
524-229150 |
*Wall Str.J. |
2005-4-19 |
p.B1,B10図 |
2004年12月Electronic Arts社出身のJosh Holmes氏は,Walt Disney社に合弁企業立ち上げを持ちかけ,Disney社は後援を決めた。さらにDisney社は,Avalanche Software社の買収も発表した。他社にライセンスを与えるよりも,自社でゲーム開発のネットワークを構築することを主流にすると決定したためである。また現在の同社のゲーム収入は90%が子供から得ているものだが,大人からの収入増で今後はバランスのとれたものにするという。かつてのヒット映画をもとにしたゲーム開発が多く進められるなど,大人向けのゲームが増えてきている。 |
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かつてのヒット映画のビデオゲーム化が活発な米国 |
524-229151 |
*Fin.Times |
2005-5-10 |
p.9写 |
ショーン・コネリー主演の「007ロシアより愛をこめて」やアル・パチーノ主演の「スカーフェイス」など,かつてのヒット映画が数多くビデオゲーム化されている。NPD Groupによると,ゲームソフト収入は2004年は73億ドルで,2005年第1四半期は23%増加したという。ただし通常のゲームソフトは開発に3年程度をかけるのに対して,映画ベースのゲームは平均数カ月で予算も少ない。このため技術的に低レベルで,創造性も乏しいものが多い。ゲームの品質を高めるため,Warner Bros社は2004年に品質基準を設けている。 |
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米国で暴力シーンを含んだビデオゲームに対する利用制限を法制化する動き |
524-229152 |
*Fin.Times |
2005-5-7/8 |
p.5図 |
犯罪に対するビデオゲームの悪影響を唱えて,米国のいくつかの州では,暴力シーンを含んだゲームへのアクセス制限を法制化しようとする動きが見られる。法制化を推進する議員は,こういったゲームが子供に悪影響を及ぼすとする医学的調査を根拠に活動を行っている。これに対しゲーム業界側は,悪影響を及ぼすかどうかについては充分なデータがないと指摘している。インタラクティブ・エンタテインメント・マーチャント協会(IEMA)のMarie Sylla氏は,ビデオゲームをタバコやアルコールと同列に扱うべきではないと述べている。 |
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音声認識システムのコールセンターへの導入が進む |
524-229153 |
Fin.Times |
2005-5-10 |
p.9表写 |
JD Williams社(英)のコールセンターで注文や支払いの対応をするPatsy Taylorは,実在人物ではなく,Fluency Voice Technology社(英)が開発した音声認識システムであり,声とキャラクターは使用される企業のイメージを反映させているという。音声認識システムはかつては敬遠されたが,コールセンターのアウトソーシング化により,対応に限界が生じているので,見直されるようになってきた。Gartner社によると,音声認識の世界市場は今や10億ドルに達するという。 |
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いよいよ戦いが始まるマイクロソフトXbox 360とソニーPlayStation 3 |
524-229154 |
Wall Str.J. |
2005-5-9 |
p.B1,B5表 |
ネットで音楽を聴き,電子商取引を行い,映画もダウンロードできる新世代ゲーム機Xbox 360とPlayStation 3は,マイクロソフト社とソニーによるデジタル・エンタテインメント市場でのシェア争奪戦の尖兵である。2001年のXbox発売でソニーに後れをとった教訓を生かし,マイクロソフト社はXbox 360の発表と発売のタイミングを画策し,ゲーム・ソフト制作はElectronic Arts社など外部開発会社やデザイナーへ委託した。またパソコン・ソフトでの優位を生かして,Xbox 360の魅力を拡大するため,ゲーマーがWindowsのコンテンツにアクセスできるようなデバイスも発売している。 |
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マイクロソフト社とソニーのゲーム機戦争は次のラウンドへ |
524-229155 |
*Fin.Times |
2005-5-11 |
p.11表図 |
マイクロソフト,ソニー両社で開発が進められてきた次世代ゲーム機は,来週月曜日にロサンゼルスで開かれるゲーム業界の見本市で発表されることになっており,任天堂もここでRevolutionの詳細を明らかにすると見られている。マイクロソフト社の2代目Xboxは,ゲーム機であると同時に,あらゆるメディア情報を格納する役割も担うという。一方ソニーのPlayStation 3は,同社が長年模索してきた,メディア・ビジネスとテクノロジー部門とを組合わせる方法を示すものになる。 |
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新型Xbox 360で賭けにでるマイクロソフト社 |
524-229156 |
Wall Str.J. |
2005-5-13 |
p.B8写 |
この2年でXbox事業部は年12億ドルの赤字を出しており,マイクロソフト社はXbox 360で市場シェア獲得と黒字計上に向けて賭けに出ている。任天堂やソニーの新製品よりも高価格が予想されるXbox 360は,パソコンとの接続性や利便性の高いハード・ドライブなどでホーム・エンタテインメント機として位置付けられている。従来の本格的なゲーマーはゲーム機能のみを求めていたため,それ以上の機能と価格で成功するには,新規の顧客獲得,ゲーム・ソフト,市場化のタイミングが鍵を握る。 |
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Xbox 360でソニー,任天堂からのシェア奪取を目指すマイクロソフト社 |
524-229157 |
*Bsns.Wk. |
2005-5-16 |
p.48表 |
Xbox 360は米国で11月に発売される。ソニーのPlayStation3,任天堂のRevolutionの発売は2006年になるため,先行者利益を享受できる。マイクロソフト社はソフトでも,Halo 2などヒット製品を自社開発しているだけなく,ゲーム開発者対策に注力してきた。新機種投入後は同社がシェアを25%に上げ,ソニーは65%,任天堂は10%に低下すると予測されている。いずれの製品も,ゲーム機であるだけでなく,音楽,映画,e-mailなどの機能を持つが,PlayStation3にはCellチップ技術,Blue-ray Disk技術が投入される。生き残りがかかる任天堂は,現在のところ戦略を明らかにしていない。 |
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DVDフォーマット戦争の回避に方針転換するソニーと東芝 |
524-229158 |
Fin.Times |
2005-4-22 |
p.21,17図写 |
ソニーと東芝は,次世代のDVDフォーマットを統一する交渉に入っている。ソニーはブルーレイ,東芝はHD-DVDを推して競争してきたが,市場が二分されることで消費者の間で混乱が生じ,業界の成長が阻害されるとの懸念が高まり,方針を転換したと見られる。フォーマット戦争が回避できれば,米国の映画業界も安堵するだろう。これまで,Warner Brothers,Paramount,Universal各社がHD-DVDを,20th Century Fox,MGM,ディズニー各社がブルーレイを支持していた。 |