新興国及び先進国における次世代自動車(含二輪)の供給基盤の比較分析

委託先: 財団法人 九州経済調査協会

報告書No. H22−3−1A   平成22年3月発行


【主要目次】

序章 次世代自動車とは

T. 電気自動車・電動バイクの業界動向

U. 日本・アメリカと新興国(インド、中国)の比較

V. 電気自動車・電動バイクの主要部品の市場分析

W. 電動化によって新たに求められる部品・部材のポテンシャル分析

X. 電気自動車・電動バイクの市場拡大による日本の部品供給体制強化と市場拡大制度の整備に向けて

【概要】

 環境問題への関心の高まり、政府のインセンティブ、二次電池やモーターの技術革新などを背景に、2000年代後半以降、ハイブリッド車、電気自動車などに代表される次世代自動車がその存在感を増している。特に電気自動車は、ガソリン車に比べ機構が単純で、部品点数も少ないことから、汎用部品を組み合わせた生産の動きもみられ、開発から、部品調達、生産、販売、アフターサービスに至る過程のビジネスモデルが大きく変わることも考えられる。特にモビリティのニーズが高い新興国においては、次世代自動車の普及が一気に加速する可能性も考えられる。
 本調査では、日本、アメリカに加え、モータリゼーションの進展が期待される中国、インドを対象地域として、完成車メーカー、新興メーカーのビジネスモデルを把握するとともに、次世代自動車に移行する中で重要度を増す構成部品の技術動向を整理する。そして、中小中堅企業を含む日本の企業が新たな動きに対応するために必要となる環境整備や支援についても考察する。


この事業は競輪の補助金を受けて実施しております。