将来のモノづくり人材の育成・獲得に向けた地域及び企業の取り組み

委託先: 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 株式会社

報告書No. H22−1−1A   平成22年3月発行


【主要目次】

T.モノづくり教育・理科教育をとりまく環境

U.企業の目線からみたモノづくり・理科教育

  1.アンケート調査設計

  2.回答企業の属性

  3.若者のものづくり離れ・理科離れについて

V.教員の目線からみたモノづくり・理科教育

  1.アンケート調査設計

  2.アンケート回答者の概要

  3.学校における理科教育

  4.学校におけるものづくり教育

  5.地域における理科教育・ものづくり教育

  6.今後のものづくり・理科教育の必要性・ニーズについて

W.高校生の目線からみたモノづくり・理科教育

  1.アンケート調査設計

  2.アンケート回答者の概要と進学のきっかけ

  3.理科やものづくりに対する興味や体験について

  4.学校の授業以外の理科教室・ものづくり教室について

  5.ものづくりとの接点や日本の製造業へのイメージ等

X.理科教室、工作教室、科学教室への取り組み

Y.子ども向けのものづくり・理科教室の取り組みに向けたポイント

【概要】

 子どもや若者の「モノづくり離れ」「理科離れ」の問題が指摘されるようになって久しいが、その原因はどこにあるのだろうか。ゆとり教育で理科の時間が削減され、実験を扱う機会が減ってきたが、原因は教育現場にのみあるのだろうか。モノづくりや理数系に関心を持つ理系人材の多くが非製造業に就職している現状をどう理解すればよいのだろうか。本調査では、このような問題意識を背景に、企業や小中学校の教員、高校生を対象にアンケート調査を実施するとともに、子供(主に小学生〜中学生)向けにモノづくり教育や理科教育に取り組んでいる好事例を調査してベストプラクティスとしてとりまとめ、これらの事例分析を通して、将来のモノづくり人材の育成・確保に向けた取り組みのヒントやポイントを整理した。本調査からは、子ども達のモノづくりや理科実験に対する興味や関心は決して薄れているわけではなく、とりわけ、モノづくりは幼少期からモノづくりに触れる機会の場が重要であることが明かになった。


この事業は競輪の補助金を受けて実施しております。