モノづくり企業における外国人研究開発者の戦略的活用
委託先:社団法人 研究産業協会
報告書No.H21-3-2A 平成22年3月発行
【主要目次】
第1章 外国人留学生、研究開発者の動向 〜多様化しているか〜
第2章 企業の求める研究開発者像 〜研究開発が活性化したか〜
第3章 外国人研究開発者の採用マネジメントの実態と課題
第4章 外国人研究開発者に対する職場のマネジメントの実態と課題
第5章 企業の戦略な取組み事例
第6章 外国人留学生の期待と大学の取組み
第7章 今後の方向性 〜さらに何をすべきか〜
資料編
【概要】
我が国の機械情報産業をはじめとするモノづくり企業では、激化するグローバル競争の中で勝ち残るために、研究開発において優秀な人材を必要とする。しかしながら、近年の我が国においては、理工離れ、学力・資質低下等の問題を抱えており、従って、外国人研究開発者等多様な人材の確保の重要度が増している。我が国の企業における外国人研究開発者の雇用状況・取組みは、産業あるいは企業の置かれている環境によって異なるが、熾烈なグローバル競争下に置かれているほど、積極的に外国人研究開発者の雇用・処遇に取り組んでいる。外国人研究開発者は、驚いた事に、日本人研究者に比べて、会社への忠誠意識が結構高く優秀で、その活躍のためのマネジメントの整備が必要である。しかし残念ながら、現在、欧米に比べその比率は少ない。このため、企業における外国人研究開発者の活用についての期待、各種マネジメント施策及びその効果、また外国人研究開発者の卵となる外国人留学生の意識、大学の取組み等について分析を行い、外国人研究開発者の活用の要件を提示した。
本調査でのアンケート、訪問調査及びの検討結果に基づいて、多様な人材の確保、多様な人材を使いこなせる日本の人材育成、及び国における多様な人材確保推進策の三つの視点での提案を行った。

この事業は競輪の補助金を受けて実施しております。