原材料価格高騰の影響実態と『資源節約志向型製品』の開発動向」

委託先:財団法人 日本立地センター

報告書No.H19-4-3A 平成20年3月発行

【目次】

第T章 資源価格高騰の状況
 1.主な原材料価格の動向と推移
 2.原材料価格高騰による企業及び市場への影響
 3.企業アンケート調査からみた原材料価格高騰の影響実態

第U章 「資源節約志向型製品」の開発動向
 1.資源価格高騰に対する企業の対応手法
 2.資源価格高騰をこえるものづくり

第V章 「資源節約志向型製品」開発の課題と今後の方向性
 1.「資源節約志向型製品」開発の課題
 2.今後の産業振興施策の方向性

【概要】 

原材料価格高騰が続く中で、企業の交易条件指数は低下しており、販売価格への転嫁は進んでいない。企業アンケート調査から9割の企業が経営に具体的な影響があると答えているが、上流部門に近い化学産業と機械産業では影響度に差があることを示している。
 原材料価格高騰に対して「使用削減」や「資源リサイクル」「資源代替」などを通じた「資源節約志向型製品」づくりを積極的に行う企業もあるが、これらの企業の課題として、人材育成(確保)、技術(市場)情報入手、開発部門(体制)強化があげられている。
 今後の産業振興施策の方向性として、素材系産業と機械産業などの「ネットワーク化」に関する支援や既に実施中の資源代替材料開発に関する支援、さらに企業の実証実験などを支援する資源リサイクル支援、中小企業等が行う資源の使用削減の取り組みに対する金融上の支援などが考えられる。


この事業は競輪の補助金を受けて実施しております。