「製品設計関連データの情報セキュリティ保証についての調査
 −デジタルものづくりの情報セキュリティ保証に向けて」

T 報告書No.H17-5-1A 平成18年3月発行 P.103
  社団法人 日本画像情報マネジメント協会

U 主要目次

  要約
 
 第1章 デジタルものづくりの現状
 第2章 製品設計に関するセキュリティ対策の必要性
 第3章 設計基本情報を守るためのセキュリティ対策
 第4章 仮想企業A社の脅威モデルと対策の例
 
 結び 今後の製造業への提言
 
 付記 製品設計情報関連用語集

 主要参考文献

V 概要 

 本報告書では、わが国の製造業における設計基本情報の情報セキュリティ保証という問題を取り上げる。

 デジタルものづくり時代において、コピーと改変が容易であるという特質を持つデジタル情報の特質に対応した情報セキュリティの担保は、各企業にとって大きな課題である。
特に、グローバル化とともに、他社からの計画的・攻撃的な情報収集(諜報)による設計基本情報漏えいの脅威は、現実のものとなっている。
 製造企業は、保有する情報資産を法的・技術的な保護策を講じている。しかし、あの手この手を尽くしてくる諜報者に対し、保護体制の整合性の検討がなされていない、最重要の情報と直に触れている技術者に対する教育がしばしば不十分である等、現状の保護対策には課題も散見される。
 
 そこで、電気業界のセット企業を対象とした想定事例における検討等を通じ、経営層の意識向上を訴える。


この事業は競輪の補助金を受けて実施しております。